小川三知を讃える会

明治・大正・ 昭和初期に活躍した日本におけるステンドグラス作家の草分け
『小川三知』(おがわ さんち)の作品を鑑賞して楽しむこと、またその作品についての調査、研究、保存、展示活動を行い
小川三知の作品と名前を100年後に伝えていくことを目的とした会です。

宮越正治邸

所在地:青森県北津軽郡中泊町

ステンドグラス制作者:小川三知
設計者:不明
施工者:不明
竣工年:大正9(1920)年
現 況:現存 *期間を限って一般公開
文化財指定:町有形文化財


宮越邸は代々米穀商を営む北津軽郡の素封家で、10代目正治は東京に不動産を所有し、東京と北津軽をよく行き来していた。大正9年北津軽の自宅に離れを新築することになり、東京の三知のアトリエを訪ねたところ、三知の作品をいたく気に入り、仕事を依頼したという。こうして納められた作品は、円窓やガラス障子といった和のプロポーションに、日本画を思わせる図柄がはめこまれたもので、いわばガラスの障壁画である(記:藤森照信)

青森県中泊町宮越邸サイト
http://www.town.nakadomari.lg.jp/miyakoshi/


 

 

 

 
撮影:加藤 春秋